思うこと

気が付けばなりたい自分になっているということ。私の場合。

過去の選択には未来は影響しない

私もそうでしたが、こんな風に考えたことはありませんか?

この人と出会うためには、あの信号で立ち止まったから出会えた。あの人もまた、私と出会うためには、家に忘れ物を取りに帰る時間が無ければならなかった…。

そいった過去の様々な時間の蓄積が、お互いの「出会い」を演出している。

これは確かにそうです。
けれども、こうした考えと似たように考えてしまい、考え違いをしていることがあります。
それは、こんな考えです。

5分家を出ることが遅くなったばかりに、電車の遅延にも合い、会社にも遅れて注意され、結局、残業まですることになってしまった。

「縁」とか「運」とかでしか言い現わせないような巡り合わせや物事の事象と、こうした自分の選択で何とでもあることを「過去」の行いのせいにしてしまうことがよくあります。

5分家を出るのが遅くなったのなら、その時に少しだけ走るなどしていつもの電車に間に合うようにすれば良いのです。
5分家を出ることが遅くなったと気が付いたときに、自分の目の前には選択肢があります。それは、そのままいつも通りに歩くことか、少し走ることです。ここで走ることを選択していれば、残業まですることはなかったかもしれません。

つまり、今の不運を嘆く前に、その時々で「通常」と思っている状態に近づけようとする努力をせず、5分遅く出たという過去の事実に責任をおしつけてしまってはいけないということです。

未来は「過去」が決めるものではなく「選択」が決めるのです。

仮に、少しばかり走って、いつも通りの電車に乗り駅に着いたら、思わぬ何かが起こり会社に遅刻してしまったとします。思わぬ何かに対して選択の余地がなく、そうせざるを得ない状況であれば、会社には遅れるという目に見えない節理があったのかもしれません。

私も「運命」「運」「超常現象」といったものを信じている方ですので、何か見えない導きはあると感じています。だから、遅刻しないように走っても遅刻してしまったのなら、それは5分遅れて家を出たという「過去」はどうでもよくて、きっと早起きしようが、走ろうが、そのまま歩こうが会社には遅れる運命だったと思うのが良いのです。

そう考えると「運命」は「過去」には決められないということになります。

私自身もこのテーマにスッキリとした納得できる文章を書くことができません。
ただ、「現在」起こっていることに対して何を選択するのかが「未来」に影響するのだと思います。今もしくはこれからのことを変えられない過去のせいにしても仕方がありません。

現在起きていることは過去が起因していたとしても、その時自分がどんな選択をするかで、これから起きることは変わってきます。だから目を向けるのは「今」なのだと思います。

なりたいと思った自分になれるは本当か?

本当です。

先ほど「今」に目を向けると言いました。その「今」に対してどんな選択をするのかが大切だとも言いました。

「選択」は何から来るのかと言えば、自分の希望や欲望、願望といった気持ちからだと思います。人間は、それに近い自分に成るためには何を選択するのがベストかを考えて、「選択」するのだと思います。

つまり、自分の中に希望や欲望、願望といった選択のための基準が無ければいけません。

ああなりたい、こうなりたいといった「欲」を常に持ち続けることで、それが基準となります。ずっとおなじ「欲」を持つことは、ずっと同じ基準を持つことです。
同じ基準を持ち続けるということは、常になるべき自分がブレないということでもあり、そのためにはどちらを選択する方が良いのかを、いつも知っているということです。

簡単に言うと、常にそれを目指して「選択」を繰り返しているということになります。
そうやって、なりたい自分の方向に進んでいけば、必ず、いつの間にかそのようになってしまいます。

私はなりたい自分に成れました

ノマド生活という言葉は最近になって出てきた言葉です。
今でこそ「ノマド」と言えば、想像もしやすく、説明もないくらい浸透しています。

「ノマド」という言葉が無い時代から、私は、こんな大人になりたいと夢見ていました。

  1. 朝、タイムカードを押す
  2. タイムカードを押してお昼頃に帰る
  3. 10万円の給料がある

こんな生活を手に入れたいと思っていました。
実際、私の周りにはそういう方がいて、それをいつも羨ましく思っていました。

その方たちは、お金に縛られている様子がありません。
収入経路がいくつもあり、仕事から帰った後は、ヨットや友達との交流で充実した時間を過ごしています。…とても憧れました。

そんなふうになりたいという夢がずっと私の中にありました。

ある時、仕事の取引先の社長から、毎月どれくらい稼ぎたいのかと聞かれました。

「20万円!」と私が言ったら、

「もっと欲を出せ!」とか「それで暮らせるのとか?」と言われました。

毎月20万円あれば、何とかなると思っていた私は、それで十分だと答えていました。
あとは、憧れた人たちのような時間の使い方をして暮らせれば、最高だと考えていました。
人に雇わられず、ノルマや通勤電車もなく、自分の好きなようにお金を稼いで暮らしていけたら、人生最高だと思っていました。

あれから15年ほどが経ちます。
実際、20万円では少々足りないのですが、私は、朝タイムカードを押し、夕方少し前には帰るという生活が送れるようになりました。

完全なノマド生活ではありませんが、足りない部分はこれから補っていこうと思います。
補うにはどうするか?それは「欲」という「選択」のための基準を持つことです。

私の次の欲は…

  • 好きな模型を作り毎月20万の収入
  • 模型の単価が上がり、月に3つほどで20万円を稼ぐ
  • 半分サラリーマン、半分模型でも趣味の時間はたくさん持てる
  • 60歳でサラリーマンは卒業するので、今から代わりの収入源を育てる

と、こんな欲望を持ち続けたいと思います。これもいつか叶うと思います。

この「欲」を基準に正しい選択を続けていれば、きっとそういう生活が送れていると信じています。