思うこと

収入は欲しいけれど、ご縁を切ってまでも大切にしたいもの。

生活をするにあたり必要なお金ではあるけれど、生活のレベルが下がったとしても、その収入の縁を切ることも『ノマド生活』には必要です。

私の考える『ノマド生活』

好きなこと、楽しいことをする生活。
私自身が「好き」か「楽しい」かを自問自答して、「好き」「楽しい」と判断したことだけをして自分の時間を埋め、そこから生み出されるものが生活を支えるという生活が、私の考える『ノマド生活』です。

そうした『ノマド生活』を基準として生活をしていると、お金より大切なものが見えてきます。今回、その結果が「ご縁を切る」という私の行動です。

楽しくない気持ちが続くご縁は切る

最初は楽しいご縁でも、お互いの環境が変われば、お互いの気持ちも少しずつ変わってくるものです。

特に、仕事上の関係においては、相手の繁盛ぶりや価格競争といった環境の変化に、いつまでもお互いがハッピーという関係性の持続の方が珍しいものだと思います。

私自身、毎年のその会社からの収入は、喉から手が出るほど欲しいものです。
けれども、今回、このご縁を切ることにしました。

理由は、私のビジネススタイルとは合わなくなったからです。

連絡しても繋がらない…。折り返しもない。

私は、連絡しても繋がらない人が嫌いです。
私の経験から、連絡がつながらない人は、こちらとのご縁を遠ざけたいと思っていると考えています。

今回は、2週に分けて、時間も変えて、電話を10回、ショートメールを2回、SNSでメールを2回しても、一度も繋がらず、返信もありませんでした。留守電にもメッセージを起こしましたが、折り返しはありませんでした。

共通の知り合いに探りを入れてもらうと『連絡があったのは知っている、あとで折り返す。」という返事が知り合いから返ってきました。

それでも、待てど暮らせど返信はなく、これ以上はしつこいと思い、こたらから連絡を絶ち、仕事のご縁も断つことにしました。

とはいえ、支払いをいただかないと私が赤字をかぶることになります。
だから、どしても最低限、原価の分だけは回収しておかなければならないのですが、そのために何度も連絡をして、繋がらない相手のことにイラつき不快な思いをすることが嫌になったのです。

楽しくない時間を過ごさない、生み出さない。

昔であれば、そうしたストレスを抱えながらも、入金の催促をし続けたと思います。
けれども、『ノマド生活』の基本が身に付いてきた私にとって、楽しくない時間を生み出すことの方が良くないと考えるようになりました。

そこで、あっさりとこの収入を諦め、ご縁を切ることにしました。

配達証明で請求書を送り、そこには金額と支払期限を記載しておきました。
ショートメールでは、その期限内に支払いが無ければ、お取引を終了するということを伝えました。

この行為は、私がお金が欲しいというのではありません。
どうせ支払いが行われないことを知っていて、法的に自分を守るための手段としてこのような段取りをしたまでです。
支払い期限が来て、取引を終了した際に、相手側に多少なりとも不利益が生じたときに、私自身を守るためにとった方法です。

気持ちの良い生活とは何かを早く判断する

先ほども書きましたが、以前の私でしたら、金額の多少にかかわらず、相手が支払うべき金額は必要以上に連絡をし、相手先にも押しかけ、話しを詰めてきました。

けれども、その労力やストレスは計り知れませんでした。
何か月もイライラして、関係のない家族にも当たってしまい、そのせいで新たな不和が生まれたり… とにかく、いつ終わるでもない戦いがそこにありました。

支払いのタイミングでご縁終了という落着スタイルでしたが、これでは、楽しいことや好きなことを考える時間が無くなります。

そこで、今回は「支払い期限」を設け、それまでに支払われなかったら「ご縁終了」としたのです。

お金は欲しい… けれども、それよりは「楽しい生活」を選択しました。
私にとって気持ちの良い生活とは「ご縁を切る」ことだと判断したのです。

こんなふうに考えられるようになったのは「好き」と「楽しい」で時間を埋めるように心掛けた『ノマド生活』を意識してきた結果だと思います。
こういう考えの”刷り込み”が、今までとは違う行動を私にとらせたのだと思います。

今までは何か月もイライラして取引先との交渉を行っていましたが、今回は2週間で結論を出せるようになりました。

いずれにしても、こういう関係性になってしまえば”ご縁は切れる”ものです。
だったら、いつまでもこの気持ちを引きずらないようにした方が良いと思います。

勝ちや負けだということにこだわらず、イライラしている時間を早く終わらせることを念頭に行動することが重要です。

まとめ

そういえば、昔、同じようなことがありました。
指定された日時に会社に訪問しても、担当者は出てきませんでした。
何度、携帯をならしてもお出にならず、何かあったのではないかと心配し、そのメッセージを残し、その日は帰宅しました。

翌日、すっかり予定を忘れていたということで電話をいただきましたが、こちらの使った時間や電車代のことは一切悪びれる様子がなく「明日会いませんか?」と言われたので、そのままご縁を切らせていただきました。

今回も、あまりにも連絡が取れないので、経営するお店に何かあったのではないか、体調がすぐれないのではないか、そんな風に心配もしていることをメッセージに残しました。
それでも、一向に連絡が無いので、共通の知人に様子を見に行ってもらいました。

お店は問題なく営業をしていて、私からの連絡があることも理解していました。
「折り返す。」と知人には伝えたようですが、その後も連絡はありませんでした。

ビジネスは信用と信頼で成り立っているものだと思います。
私は、そういうことを平気で壊す人が嫌いなようで、今回もそのトリガーが引かれたようです。

どちらが正しいかで討論してもらちが明かない相手は、そもそも常識が通用しないことが多いです。そういう相手のことを思い出すたびにストレスを溜めてしまうのはよくありません。

今回、私がとった行動は、最速でストレスから切り離す方法だと思います。
もっと、もっと、ブラシアップは必要ですが、自分の大切な時間をイライラで埋めないようにする心がけは、本当に大切だと実感しました。