週末になるたびに思い出すことがあります。
それは、サラリーマン時代の休日の過ごし方です。
特に30~36歳前後、会社から期待され、同僚ともうまく付き合い、大型連休にはどこかに行こうと旅行を計画していた時代の週末の過ごし方を思い出します。
休日の過ごし方は、それまでの平日の過ごし方が多分に影響します。
サラリーマン時代の平日
極力、残業をしたくない私のポリシーは『就業時間内に仕事を終わらせる』でした。
残業をしなければ終わらないような仕事を与える上司も会社にも問題があると本気で思う反面、自分で引き受けた仕事は、何が何でも時間内に終わらせるといったサラリーマンでした。
同僚を手伝い、早く帰る
親に教えられた働き方は『同僚を手伝い、早く帰る。』です。
一人だけ先に帰るのではなく、時間内に仕事が終わらない同僚がいれば手伝い、一緒に早く帰れるような仕事のやり方を教えられていました。
これは、今となっては古い考え方なのかもしれません。
自分だけ早く帰るというのは、どこか後ろめたさを感じてしまいます。
そうした罪悪感から、わざと少し遅くまで仕事をする人や、日中のペースを落とし、残業時間を考慮に入れた仕事のペース配分をする人もいるようです。
少なからず、私にもそうしたところはありました。
サラリーマン時代の休日
仕事の内容より、仕事の時間や同僚との関係ばかりを意識した平日は、体力というよりは精神的に疲労してしまっていたように思います。
休日となれば、テレビを朝からずっと見て、外に行けば体力が減るとばかりに外出を控えていました。
そして、日曜日の「サザエさん」の終わりの歌を聴くころには、明日から始まる一週間を憂鬱に感じ、この週末をなんとも無駄に過ごしてしまったという後悔で、なんとも言えない気持ちが襲ってきていました。
これをお読みになっている皆様はいかがでしょうか?
ノマド生活の一週間
『ノマド生活』では平日と休日の区切りがありません。
毎日が仕事の日々であり、毎日が休日でもあります。
「仕事」といっても、自分の好きなことを「仕事」にしているので、嫌々、するようなことはありません。
本当に嫌なことは一つもないのか?と訊かれれば、嫌なことはいくらでもあるというのが答えになるのですが「好き・楽しい」の中に存在する「嫌い」なので、それらは基本的には好きなことなのです。
例えるなら…、野球をするのが大好きな人がいたとします。
ホームランを打ったり、ファインプレーをするためには練習が必要です。
足腰を鍛える練習はとても辛く、嫌になりますが、そもそもそうした練習は「野球が好き」だからすることの一つであり、「野球が好き」というカテゴリ内に「練習」があるだけなのです。
私の『ノマド生活』は「好き・楽しい」が大カテゴリであるために、この中に入るものは、全て楽しいものなのです。
その辺が、お金をいただいている以上「仕事」の選り好みはできないというサラリーマンの「仕事」とは、少しニュアンスが違うと思います。
ずっと休日と言えば「休日」。私にとって、毎日が図工と体育の日。
そんな日々が『ノマド生活』の一週間です。
好きなことが見つからないのウソ
私のような生活を見ていて
「良いですよね、趣味がいっぱいあって。そして、それをお金に換えれる技術もあって。」
と言う方がいます。
実は、私もそういう人物でした。
なぜなら「好きなこと」を「収入」に結びつけるような技術やアイデアを何も持っていなかったからです。
好きなことが見つかるタイミング
- とにかく書き出してみる
- 書き出したことはやってみる
こんなことは、誰でも知っていることなのですが、頭の中で完結させてしまったり、紙にかき出すだけで終わってしまうということが多いのではないでしょうか。
私自身、どうせやったってできない、収入になんかならない… 書き出したことをそのように結論付けて、何も進展しないまま何年も過ごしていました。
結論が見えていても、頭に浮かんだことは紙に書き、紙に書いたことは実行する。
失敗が分かっていても、お金が無駄になっても必ずやってみる。
これをやり始めると、必ず見つかります。
私の場合、やりたいことが専門的なものである場合、SNSで専門家を見つけ「友達申請」をすることから始めます。そこから、実際にお会いすることもありました。
実際、お会いするとなるととてもパワーが必要です。
書き出したことはやるということと、会う日取りまで決めてしまっては、ドタキャンなどできるわけもなく、重い気持ちのまま会うことになるのですが、その結果が良くても悪くても、紙に書き出したことは実行したという「自分との約束」を守った充実感を得ることができました。
まずは、その充実感を得ることが大切です。
紙に書いたことを実際に行動に移すと、良くも悪くも他人との関係が生まれます。
その新しい関係性は、間違いなく生活に少しの変化をもたらしてくれます。
その少しの変化の積み重ねが「今」の私を作っていると思います。
好きなことは、突然見つかるものではなく、コツコツと何かを進めていった先に、いつの間にか見つかっているというものです。
そのためには、平日の過ごし方、休日の過ごし方を大切にするべきだと私は思います。
平日と休日を大切にするためには、会社の「仕事」というものを分析して、自分との関わり方を整理してみることが必要かもしれません。
まとめ
一日は、24時間。誰にでも公平に24時間があります。
会社のため、同僚のために時間を使うことは悪いとは言いませんが、そのせいで自分や家族の時間が無くなるのは良いとは言えません。
自分や家族が楽しく過ごす時間を多くするには、何かの時間を削らなくてはいけません。
また、楽しむための何かを見つけなくてはいけません。
順番としては…
- 自分の好きなことや楽しめることを見つける
- 自分の好きなことに割く時間を増やしていく
- 自分の好きなことをする時間を増やすために会社の「仕事」との関わり方を見つめ直す
②と③は、ほぼ同時に行われることですが、こういう段階を進んでいけば、毎日が図工や体育の『ノマド生活』が近づいてきます。
自分の好きなことや楽しめることを見つけるためにやってみることは、2つです。
- とにかく書き出してみる
- 書き出したことはやってみる
できるとか、できないとか、お金がかかるとか、かからないとか…
そういうことは考えず、自分の好きなこと、楽しめることを思いつくままに紙に書き出すことから始めてみませんか。紙に書き出したら、ドンドン行動に移していきましょう。