オークションの王道は、需要が多くライバルの少ないカテゴリに出品することです。
そのためには、そういう商品を見つけるか、違う角度からのセールストークを作って商品の説明をする必要があります。
今回ご紹介する方法は、あえてライバルの多いカテゴリに出品する方法です。
中途半端な人気ではなく、超人気の商品であればライバルが多くても、それ以上の需要があるので落札されてしまいます。
少し前ならNintendo DSのような商品は、欲しくても買えない、定価より高くても買いたい商品でした。
もし、自分の出品しようとしている商品が、とてもライバルの多い商品だとしたら、それは逆に需要が多いのかもしれません。
ライバルの見つけ方
基本的なことですが、まず、ライバルの見つけ方をお伝えします。
ヤフオクで赤枠で囲まれた部分にこれから出品しようとしている商品名を入力して検索します。商品名、商品型番、通称名、コマーシャルに起用されているタレントなど、その商品に関わるものは、すべて検索します。
検索すると、自分が出品しようとしている商品が、たくさん表示されると思います。
なかには同じ出品者が、何個も出品している場合もあると思います。
これが「ライバル」です。
もし、ライバルがいない場合は、次のようなことが考えられます。
実は、出品しようとしている商品は、人気のない商品。
または、相当、貴重な商品ということになります。
話を戻しますが、ライバルがたくさん見つかったらライバルのマネをします。
ライバルのマネをする
まず、ライバルの良いところを見つけます。
「たまごっち」と検索してみました。
検索したら、入札件数の多い順で並べ替えます。
「入札件数の多い順」の右横に、小さい下向きの矢印があると思います。
その小さい矢印をクリックすると並べ替えの項目が出てきますので「入札件数の多い順」を選びます。
並び替えた後の画像が上の画像です。
並び替えた後に一番上に表示された「たまごっち」は、赤丸で囲んだように、33件の入札があることが分かります。
オークションの終了まであと3日もありますので、まだまだ、金額は伸びていきそうです。
次に、具体的にライバルのマネをしていきます。
出品するカテゴリをマネする
「たまごっち」は、ヤフオクのどのカテゴリで出品されているのかに注目をしてみます。
ほとんどの出品が、「バーチャルペット>たまごっち>その他」のカテゴリに出品されています。
もう少し検索してみると…
「電子玩具>バーチャルペット>その他」というカテゴリに出品されている「たまごっち」を見つけました。
「たまごっち」が欲しい人は、「たまごっち」と検索して表示される商品をすべて見てから入札するので、どのカテゴリに出品しても入札率には関係がない!
と言われてしまえばそれまでです。
けれども、私なら「たまごっち」のようなライバルの多い商品は、ライバルの出品しているカテゴリにあえて出品します。
なぜなら、違うカテゴリにある「たまごっち」は、どことなく他と違うような感じがして「不安」を与える気がするからです。
みんなと同じところにあるから大丈夫だという何の根拠もない安心をライバルと同じカテゴリに出品することで与えることができるからです。
スタート価格をマネする
その次にスタート価格を確認します。
33件の入札がある「たまごっち」をクリックして表示された画面です。
「33」の数字の横の「入札履歴」をクリックします。
すると、以下のようなページが表示されます。
表示された画面の赤く囲んだ「すべての入札履歴」をクリックします。
「すべての入札履歴」をクリックすると…
ずらっと入札履歴が表示されるので、右上もしくは右下の「次の50件」をクリックして、一番最初の入札金額が分かるページまで移動します。
赤枠で囲んだように「オークション開始」の文字を見つけることが出来ると思います。
どうやら、このオークションは、1,000円からスタートしたようです。
ここから分かることは、新品のたまごっち(当時の物)を7個セットにして1,000円スタートすると、最低でも8,000円を超える金額になるということです。
7個で1,000円スタートということは、1個当たり143円となります。
もし、5個しか出品しない場合は、715円スタート… まぁ、700円スタートとすれば、ライバルと同じ値ごろ感が出ます。
細かいところでは「送料」も見た方が良いです。
この出品者の場合、落札価格に関係なく送料は落札者に負担してもらう設定になっています。
ライバルは、佐川急便の一択です。
クリックポスト、定形外郵便といった方法を使い送料を安くする、もしくは、送料を無料にできるのであれば、ライバルよりも人気を集めることが出来るはずです。
私は、個人事業主を開業してから、ヤマト運輸、佐川急便と契約を結びました。
それにより、近くのコンビニで荷物を発送するよりも安く荷物の配送を行えるようになりました。
業者に電話をして、近くの営業所の担当を呼べば契約ができます。
簡単すぎて拍子抜けしてしまうかもしれませんが、是非、チャレンジしてください。
出品タイトルの工夫をする
新品『たまごっち』7個で1,000円スタート
新品★1,000円スタート 当時物『たまごっち』★貴重・コレクション
タイトルで使われる単語には、人それぞれの好き嫌いがあります。
けれども「★」マークは目に止まりやすい工夫として、よく使われている小技です。
「★」「☆」は、単語の区切り、テンポの良いところ、また、タイトルの前半部分に使うと効果的です。
オークションの終了時間をずらす
ヤフオクは、土・日曜日の22時~24時が最もヒートアップする時間帯だと言われています。
先ほどの「たまごっち」の場合を見てみます。
写真が掲載されている左下に情報が掲載されています。
この時間の1時間後を自分が出品するオークションの終了時間として設定します。
ヤフオクは、ピンポイントでオークション終了時間の指定はできません。
他のオークションもそうだと思いますが、なるべく人気のオークションの少し後にオークションの終了時間を設定するように心がけます。
オークションの終了時間は、出品する時間が影響を与えているようです。
いろいろと試してみて、出品する時間と終了する時間の関係を勉強してください。
ライバルのオークションより終了時間を遅くすることで、ライバルのオークションで落札できなかった人が、次のチャンスを求めてやってきてくれます。
買う気満々、出費も覚悟して入札していたので、お財布の紐はゆるんだ状態です。
そういう人の「おこぼれ入札」にあずかれるので、オークション終了時間にも気を配ることが大切です。
まとめ
ヤフオクの評価件数が少ない時は、とにかく落札されることが大切です。
落札されるためには、まず入札されなければなりません。
- ライバルと同じカテゴリに出品する
- ライバルと同じ値ごろ感からスタートする
- 送付方法を工夫してライバルより送料を安く設定する
- ライバルよりオークションの終了時間を遅くする
評価件数が増えるにつれて「安心」も売ることが出来るようになります。
つまり、さほど工夫をしなくても入札されるようになります。
私の場合、評価件数が600件を超えたときくらいから、入札されやすくなりました。
それまでは、コツコツと気長にやることが大切です。
「ノマド生活」は簡単には構築できません。
逆に言えば、時間をかけて「ノマド生活」を育てるからこそ、少々のことではびくともしない「安定」を手に入れることができます。
この記事が、みなさまの「ノマド生活」のヒントになれば幸いです。